【後見人制度と家族信託の違いとは】

後見人
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親の財産管理のために「後見人になろう」という方も多いと思います。

そんな方は家族信託の制度も検討することをおすすめします。

​家族信託とは、信頼できる家族に財産を託して管理や処分してもらう契約です。

裁判所を利用しないので柔軟に対応でき、裁判所への定期的な報告も不要ですので、比較的自由に財産をご本人のために活用できます。

契約には専門家によるコンサルティングが一般的なため、初期費用こそ高くなりますが(家族信託は50万円から100万円、任意後見は10万円~30万円)、一度信託契約を結べば、ランニングコストはかかりません。

また、家族信託には「後継ぎ遺贈型受益者連続信託」という、ご本人が亡くなったときの相続人と、その次の代相続先も決めることができるという制度も特徴的です。

一方、後見人制度は、財産管理だけでなく身上保護を行うことも業務の一部です。

例えば、老人ホームへの入居手続きや、病院への入退院手続きなど、生活に関する法律行為のサポートが必要な方は、後見人制度の利用が向いてると思われます。

​​​●家族信託とは
家族に財産を託して管理や処分してもらう契約


​​​●家族信託の考察

高齢者の生活と資産を守る「家族信託」を考える

​後見人制度と家族信託の併用もできますので、それぞれの特徴を比べた上で検討するといいでしょう。​

 

中島健祐 桃井心

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